「本当にお金が増えるならFXやりたいけど…難しそうなんだよねー」
といった感じで、FXに興味はあるけど難しそうだから始められない、という人は多いのではないでしょうか?
実際に「FXとは」で調べてみると
FXとは外国為替証拠金取引(Foreign Exchange)の略です。
「外国為替」とは「国と国の通貨を交換する取引」のことで、「証拠金取引」とは、モノ(この場合は通貨)を実際にやりとりせず、売買の結果生じた損益を口座残高に反映する取引のことです。
といった答えが出てきます。
正直何言っているか意味不明ですよね。
昔の私も「FXって難しいから自分には無理だ」と始められなかった一人です。
- 為替とか言われてもよく分からん
- ビギナーズラックで勝てても結局最後に負けるんでしょ?
- 1000万円負けたとか聞くし…なんか怖い
みたいなイメージを漠然と抱え、なかなか手を出すことができませんでした。
そんな私が最近、実際にFXを始めてみたところ…
「仕組みは意外に簡単!」「資金の範囲内でやれば安全!」とイメージが変わりました。
とはいえこの感覚は「やったことがない人には伝わりづらい」とも思いました。
という事で、今回は私なりにFXの仕組みについて超簡単にして説明したいと思います。
題して「パチンコに例えてFXを解説する」です。
FXとパチンコって似ているところが結構多いんですよね。
お金をかけるレートを設定したり、投資する対象を選んだり、損失額を自分で決断したり…
FX単体の説明だと理解しにくい部分も「パチンコではこう」と分かれば、理解も深まります。
パチンコをしていない人にとっても、イメージできる対象が増えるだけより分かりやすくなるはずです!
この記事を読めば
- FXの仕組みって?どうやって稼ぐの?
- お金はいくら必要なの?
- どうやって始めればいいの?
といった疑問の答えが分かります。
FXの仕組みとは?

まず大事なことをお伝えします。
それは「最初からすべてを理解しようとするするな!」ということです。
FXは用語や考え方が結構複雑です。
初心者が一から完璧に理解しようと絶対に無理です。途中で嫌になって挫折するだけです。
パチンコだって「疑似連」や「保留先読み」「一種二種混合機」をやったことない人が理解するのは難しいですよね?
だから、最初はなんとなくでOKです。
パチンコでいうなら「お金を入れてハンドルを回す。大当たりしたら玉が貰えるんだな」ぐらいの知識で十分です。
知識は後から勝手についていきますので、まずは最低限の仕組みだけ理解して実際に自分でやってみることが重要です。
FXで最低限覚えるべき知識というと次の3つです。
- 通貨ペア
- 掛け金(ロット)
- 注文方法
これさえ覚えれば、「FXってこうすればお金がもらえるんだ」ということが分かります。
それでは順番に解説していきます。
①通貨ペア
FXとは投資です。
FXをすることを「トレード」や「取引」などと表現します。
じゃあ実際にトレードでは何をするかと言うと、「2つの国の通貨を比べて上がっているか下がっているかを予想する」ということをやります。
よく例に出されるのが、米ドルと円の関係です。
皆さんも「円安ドル高」「円高ドル安」という言葉を聞いたことはありますよね。
1ドル=100円 → 1ドル円=110円
もともとは1ドルを手に入れるのに100円で良かったのに、ドルが高くなり円が安くなっため110円必要になった
1ドル=100円→1ドル円=90円
もともとは1ドルを手に入れるのに100円だったが、円が高くなりドルが安くなったため90円で済むようになった
よく考えれば、理屈は誰でも分かると思います。
とはいえ、「円安ドル高」など言われると一瞬頭が?となる人もいるのではないでしょうか。
正直、「円安ドル高」などの言葉はどうでもいいです。
「通貨ペアはどちらかが上がれば、どちらかは下がる」という法則があることだけ、ざっくりと覚えておきましょう。
そして、この通貨ペアとは種類が結構あります。
例えば円の通貨ペアだけでも
- 「米ドル/円」
- 「ユーロ/円」
- 「英ポンド/円」
- 「豪ドル/円」
みたいに何十種類とあります。
通貨ペアはパチンコで言うなら「パチンコ機種」です。
「米ドル/円」は「大海物語4」、「ユーロ/米ドル」は「北斗無双」みたいなイメージです。
通貨ペアによって値動きが荒かったり、トレンドが出やすい(上か下か一方的に動く)などの特徴があります。
ですから、自分のトレードスタイルや時間帯などに合わせて一番勝てる通貨ペアを探すことが大切です。
初心者はメジャーな通貨ペアから始めるべきです。
具体的には「米ドル円」「ユーロ円」「ユーロ米ドル」の3つが最初はおススメです。
パチンコで言う海シリーズのようなものです。
値動きが比較的穏やかですので、損失を抑えるられることが利点です。
まずは一つの通貨ペアに絞ってトレードを繰り返した方が、値動きの特徴がなんとなく分かってきます
①FXをする口座を選ぶ
FXを始めるための最初のステップは「FXをするための口座を選ぶ(開設する)」ことです。
パチンコで例えるならば「店選び」になります。
パチンコだったらお店によって設置機種が違ったり、換金率が違ったり特徴がありますよね?
FXの口座も一緒です。
FX口座は何百種類とあり、口座によって特徴があります。
大きく分けると「国内」と「海外」の会社が運用する口座に分けられます。
大きな違いはというと
- 掛けられる金額が変わる
- トレードする時にかかる手数料が変わる
- 扱う通貨ペアが変わる
の3つが挙げられます。
この3つをパチンコで例えるなら
- 掛けられる金額が変わる…「1円」「4円」などレートの違い
- 手数料が変わる…換金率の違い
- 通貨ペアが変わる…設置している機種の多さ
というイメージです。
初心者におススメの口座は後ほど紹介します。
ですが、ぶっちゃけたところ口座選びはそれほど重要ではありません。
パチンコでもお店選びは確かに大切ですが、最終的に重要なのはどの台を打つかですよね?
「お店回りばっかりして、結局ほとんど打てなかった」となれば機会損失です。
FXも同じで「調べまくって一番いい口座を選ぶ!」と時間をかけるよりも、まずは一つ口座をつくって試してみることが大切です。
※初心者におススメ口座&口座の開設方法に飛ぶ
②通貨ペアを選ぶ
口座を開設したら、いよいよ本格的にFXで取引する手順に入ります。
まず最初にするべきは「通貨ペア」選びです。
FXは日本円や米ドル、ユーロ、英ポンドなど各国の通貨同士の交換を利用して取引します。
通貨の交換は1対1です。だから「通貨ペア」と言います。
「米ドル/円」「ユーロ/円」「英ポンド/豪ドル」みたいな組み合わせが通貨ペアです。
通貨ペアはパチンコで言うなら「パチンコ機種」です。
「米ドル/円」は「大海物語4」、「ユーロ/米ドル」は「北斗無双」みたいなイメージです。
通貨ペアはマイナーなものまで含めると100種類以上あります。
通貨ペアによって特徴があり、中にはパチンコのマックスタイプのように荒い動きをするものもあります。
当然ながら初心者はメジャーな通貨ペアから始めるべきです。
具体的には「米ドル円」「ユーロ円」「ユーロ米ドル」の3つが最初はおススメです。
③掛ける金額を選ぶ
通貨ペアを選んだら、次に掛ける金額を選びます。
ここはFXで挫折する最初のポイントです。
全部完ぺきに理解しようとするのは絶対に無理なので、まずは感覚的に覚えましょう。
FXでは取引するとき「ロット」という単位を使います。
「ロット」とは、パチンコで例えるなら「レート」です。
- 1ロット=1円パチンコ
- 2ロット=2円パチンコ
- 10ロット=10円パチンコ
みたいなイメージです。
当然ですが高いロットで取引した方が勝った時は大きく勝てますが、負ける時はその分大きく負けてしまいます。
これだけなら単純なのですが、1つだけ厄介な店があります。
それは、ロットは口座によってレートが変わってくるということです。
同じ1ロットでも「A会社は1パチ」「B会社は4パチ」みたいな感じです。
慣れれば自分で計算もできるのでが、初心者が最初から計算するのは正直難しいです。
ですから最初は「自分が使う口座の1ロットは何円分なのか?」という事だけ覚えておけばOKです。
※ロットについて詳しく知りたい人のために少しだけ解説すると…
FX会社は「1ロット=10万通貨」や「1ロット=1万通貨」という表現を使います。
これは会社によって設定が変わります・
1ロット=10万通貨の場合「ドル円」でトレードすると1ロットの取引とは10万ドル分のトレードに値します。
具体的に取引に置き換えると、1銭の値動きで約1000円の損益が出ることになります。
と言われても、ピンときませんよね…
ここら辺はやってみないと理解はほぼ無理です。
「1ロットでいくら動く」ということさえ分かっていれば大損することはないので、まずは自分で体験してみることが大事です。
④エントリーする(値段が上がるか、下がるか選ぶ)
掛ける金額(ロット)を決めたら、いよいよ取引に入ります。
取引の流れを最初に説明すると
- エントリーする
- ポジションを持つ
- 決済する
という流れです。
パチンコで言うなら
- 貸し玉をプッシュ
- パチンコを打つ。遊戯中
- 終了。出玉を流す
といった3段階の流れと同じです。
エントリーするときにやることは単純です。
それは「現在の値よりも上がるか下がるかを決める」これだけです。
実際のエントリーの様子を交えながら解説します。
まずはこちらの画像を見てください。

これはチャートと呼ばれるもので、通貨ペアの値動きを表示しています。
赤い四角の中に「USD/JPY 1分」とあるように、これは「USD(米ドル)/JPY(円)」の通貨ペアが1分間でどれだけ動いたか表すグラフです。
(※FXは通貨がUSDみたいに全部アルファベットで表現されます)
時間は15分、30分、1時間、4時間など自由に切り替えることができます。
大切なのは赤色と青色の棒線です。
「値段が上がっている時は赤色」、「値段が下がっている時は青色」になります。
そして一番右の赤丸で囲んだ地点が現在の値を指します。
この画像で言うと「108.454」が現在地になります。
FXでやることは、この地点から今後上がっていくと予想するか、それとも下がっていくと予想するか2択を選ぶだけです。
- 2~5分前で大きく下がっているから、これからもっと下がるのでは
- 1分前では上がる兆しが見えているから、上げに転換するのでは
みたいに「過去のチャートを見ながら上がるか下がるかを予想して選択する」ただそれだけの作業になります。
ちなみに、この後の5分後の値動きを見ると…

結果としては「108.454」から「108.481」まで上がりました。
仮にここで決済(終了)した場合、「上がると予想した人は勝ち」「下がる予想した人は負け」ということになります。
「損益額は値幅×ロット数」で表すことができます。
この場合でいうと
値幅は108.481-108.454=0.027
1ロット=10000円
だとすると0.027×10000円=270円
という計算になります。
自分で計算するとややこしく感じますが、トレード中は「現在はプラス〇〇円」とすべて表示してくれるので、何となく理解しておけばOKです。
実際のトレード方法としては、上がると思った時は「買い」、下がると思ったら「売り」を選びます。

ここも地味に初心者がつまづくポイントです。
普通に考えたら「何も持っていないのに「売り」ってどういうこと?」と思っちゃいますよね?
ですが、ここではあえて深く突っ込まない方がいいです。
「買い」「売り」という言葉を使うから惑わされやすいのですが、それは単なる言い方の問題です。
とにかく「上がるに掛ける方が買い」、「下がるに掛ける方が売り」と理解しておけばOKです。
⑤決済する
取引は「決済」して終了になります。
パチンコで言うと「出玉の清算」に当たります。
決済をしない限り取引はずっと続きます。
例えば
「上がると予想したのに、下がってしまった。でも、また戻ってくるかもしれないけどしばらく待ってみよう」
と負けたまま終わるのが嫌で決済を長引かせる、なんてことは良くあります。
この場合値段が戻ってきたら「良かった!」となりますが、逆にマイナスが増える可能性も当然出てきます。
パチンコだって同じですよね。
「現在2万負け。ここからまくるために、追加投資する」みたいに耐えることはしょっちゅうです。
利益がプラスの時点で決済する事を「利確」といい、マイナスの時点で決済する事を「損切」といいます。
- プラス2千円で迷ったけど、まだ伸びると我慢した結果7千円まで増えた
- 3千円マイナスで損切を決断。結果的にその後下がり続けた
- 少ない額だけど10回連続で「利確」に成功!
個人的には、この「決済をする判断をどうするかが」FXの難しいところであり、非常に興奮するポイントでもあります。
以上がFXで取引する一連の流れになります。